輸入住宅を知ろう 輸入住宅の性能 特徴について

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2.輸入住宅の性能・特徴について



  Q8. 輸入住宅の性能には、どんな特徴がありますか。 性能
  Q9. 輸入住宅はなぜ、気密性・断熱性が高いのですか。 気密性・断熱性
  Q10. 輸入住宅はなぜ、遮音性が高いのですか。 遮音性
  Q11. 輸入住宅はなぜ、耐震性・耐久性に優れているのですか。 耐震性・耐久性
  Q12. 輸入住宅は木をたくさん使っていますが、耐火性は大丈夫ですか。 耐火性
  Q13. 輸入住宅での暮らしを楽しむには、どうしたらいいですか。 ライフスタイル
  Q14. ログハウスについて詳しく教えてください。 ログハウス
  Q15. 輸入住宅の換気は、どのようにしたらいいですか。 換気
  Q16. 従来の日本の住宅と比べて、どんなところで使い勝手が違いますか。 使い勝手
  Q17. 輸入住宅の住まい方で、気をつける点は何ですか。 住まい方
  Q18. 従来の日本の住宅とは一味違う、輸入住宅の良さが生かせる間取りとは、どのようなものですか。 間取り
  Q19. 和室など日本の生活様式に合わせた設計もできますか。 日本の生活様式への対応(住宅)
  Q20. 健康住宅に興味がありますが、輸入住宅でも健康住宅はできますか。 健康住宅
  Q21. 増改築やリフォームをするときに、輸入住宅だからできないということはありますか。 増改築
  Q22. 高齢者向けのプランを希望しますが、輸入住宅では可能ですか。また二世帯住宅は建てられますか。 高齢者対応・二世帯住宅



Q8.輸入住宅の性能には、どんな特徴がありますか。
A.輸入住宅は、気密性、断熱性、遮音性、耐震性、耐久性、耐火性に優れていると言われています。

気密性・断熱性が高いので夏涼しく、冬暖かい
床・壁・天井には断熱材をたっぷりと入れ、窓には複層ガラス(2重または3重ガラス)入り木製サッシなどが用いられ、高い気密性・断熱性を備えています。その結果、冷暖房効率もよくなります。また窓の結露対策にも効果的です。(参照Q9)

遮音性に優れ、静かな室内環境を実現
断熱効果が高いということは、同時に高い遮音性能をもたらします。空気の層が熱を伝えにくいのと同様に音も伝えにくくする性質があるからです。(参照Q10)

耐震性・耐久性に優れ、地震や台風に強い
輸入住宅の主流は、2×4工法など面で建物を支える壁式工法です。6面体の箱型構造が、外力を建物全体で受け止め分散させるので、地震や台風に強いと言われています。(参照Q11)

耐火性に優れた安心設計
壁や天井の室内側に不燃材のいし石膏ボードを張りつめるなど、建物に着火したり、火が燃え広がるのを防ぐ造りになっています。木を多用している輸入住宅は火に弱いと思われがちですが、一定の厚みをもった木材は芯まで燃えるのに相当時間がかかり、すぐに焼け落ちません。

(注1)これらの性能は、壁式工法という輸入住宅の構造そのものに由来することが多く、高い性能を持つ部材や建具を合わせて使うことにより、いっそうの効果を生み出しています。

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Q9.輸入住宅はなぜ、気密性・断熱性が高いのですか。
A.その理由は、主に工法、断熱材、開口部のつくりによります。

気密性の高い工法
輸入住宅の主流である2×4工法やパネル工法などの壁式工法は、構造的に気密性が高いと言われています。これらの工法では、規格化された正確なサイズのパネルを組み合わせて、壁、天井、床などをつくり上げた6面体箱型構造になります。このため、空気が入り込んだり漏れたりすることが少なくなっています。

分厚い断熱材
寒さの厳しい北米や北欧からやって来た輸入住宅では、床、天井、壁に公庫基準以上の厚さの断熱材が入っているのが一般的です。これらが組み合わされて、家全体が断熱材にすっぽりとくるまれた一つの魔法瓶のようなつくりになっています。

熱を逃がさない開口部
輸入住宅の窓は、一般に複層ガラス(2重または3重ガラス)が採用され、開閉の仕方も密閉度が高くなるよう工夫されています。2重ガラスは2枚のガラスの間に乾燥空気などを封じ込めたもので、間の空気層が外へ熱を伝えにくくします。また、木製サッシや室外側にアルミを被せた木製サッシなどが多く使用され、日本で一般的なアルミサッシに比べ、熱を逃がさず結露しにくいと言われています。これは、木がアルミに比べ熱伝導率が低い素材だからです。玄関ドアも熱が逃げやすい場所ですが、輸入住宅では一般に無垢材のドアや断熱材をはさんだドアが採用されています。

快適な室内環境
これらの相乗効果として、輸入住宅では冷暖房効率がよく、室温が快適に保たれて、「夏涼しく、冬暖かい」「部屋と部屋との温度差が少ない」住まいが実現しています。一方で、快適な室内環境を維持するためには、換気に注意が必要です。換気をせずに気密化すれば汚れた空気が部屋の中に充満することになるので、気密性・断熱性の高い住宅では、必ず計画的な換気が必要であると言われています。(参照Q15)

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Q10.輸入住宅はなぜ、遮音性が高いのですか。
A.輸入住宅の気密性・断熱性の高い構造は、同時に遮音性を高める効果があります。

室内外の音の出入りが少ない
壁パネルに囲まれた隙間の無い構造は、音の出入りを防ぎ、断熱材の持つ空気層が、熱を伝えにくいのと同様に音も伝えにくくします。音が外に漏れにくいので、広い敷地を確保できない場所でも家族のプライバシーが外へまる聞こえということがなく、落ち着いた環境を作ってくれます。また、ドアや窓を閉じた状態であれば、外からの騒音を和らげるため、道路脇や繁華街の近くでもほとんどうるささを感じることはありません。

音についての注意
音が外に逃げないため、室内の音に関しては多少反響しやすい傾向もあります。2階もフロ−リングにしたい場合には、階下に足音が響くことも考慮し、2階の床に防音材を使う、1階の天井を2層にした吊り天井方式を採用するなどの方法をとることも考えられます。
また、輸入住宅では大きな吹き抜けや間仕切りのない大空間を設けることがよくあります。例えば1階の居間の部分を吹き抜けにしたり、階段が居間に通じていたりする場合は、階下の話し声が2階の廊下に聞こえてしまうことがあります。1つの空間になっているのでやむを得ないことですが、このようなことも設計の段階で認識しておくことが必要でしょう。(関連Q9)

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Q11.輸入住宅はなぜ、耐震性・耐久性に優れているのですか。
A.2×4工法やパネル工法の6面体箱型構造によります。

面で支える2×4工法
2×4工法などの耐震性の良さは、95年の阪神淡路大震災の時に他の住宅と比べて倒壊率が低かったということで注目されました。これは、壁で荷重を支える6面体箱型構造(マッチ箱のようなつくり)になっているため、縦横斜めのどの方向からの荷重に対しても圧力を各面に分散させることができ、地震や台風で外力が加わった時、建物にダメージを与えることが少ないからです。また2×4工法は、建築基準法に基づく告示(枠組壁工法技術基準告示)により、使用部材の規格や強度が体系化され、しっかりとした構造計算によって安全性が確かめられている工法と言われます。

開口部の取り方に注意
耐力壁の量が少なかったり、位置のバランスが悪いと工法の良さが生かされません。壁で支えている工法であるだけに、その支えが弱いものであれば、当然、揺れに対しても弱くなります。したがって、窓やドアなどの開口部の取り方には、多少の制限が生じます。デザイン先行で窓など開口部を多く取りすぎることは避けなければなりません。

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Q12.輸入住宅は木をたくさん使っていますが、耐火性は大丈夫ですか。
A.輸入住宅に用いられている厚くて密度の高い木は芯まで燃えにくく、耐火性の高いつくりになっています。

木は火に弱い?
木は火に弱いと思われがちですが、厚くて密度の高い木は焼け落ちにくいという特徴があります。鉄やアルミは、高熱を浴びると燃えませんが変形してしまいます。それに対し、輸入住宅に用いられる厚くて密度の高い木は、表面に炭化層ができて芯まで燃えるのに相当時間がかかり、その間も強度は低下しないと言われます。
また、ガラスが割れて火が窓から噴き出すと、酸素が流入して火の勢いが増してしまいますが、一定の厚味を持った木製サッシは、アルミより変形しづらく、長くガラスを守っておくことができます。

耐火性に優れた構造
2×4工法などでは、枠組みパネルに断熱材や石膏ボードには、炎に当たるとしばらくは水蒸気を発散し木の発火を遅らせる働きがあります。また、火の回りを防ぐために、枠組みパネル内にファイヤーストップ材という木材を入れることもあります。
建物全体の気密性が高いということは、万が一ある部屋で出火しても、ドアや窓を閉めてしまえば酸素が供給されず、他の部屋に火が燃え移りにくいということでもあります。

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Q13.湿気の多い日本の気候・風土に、海外からきた輸入住宅が合いますか。
A.日本の気候に合わせた正しい施工がされていれば、海外の住宅でも問題はないと言えます。業者にどのような対策をとっているのか確認しましょう。

木の耐久性
湿気により木が腐ることを心配する人がいますが、輸入住宅の構造用部材には、伐採直後に強制乾燥し含水率を15〜19%に調整して強度をさらに高めた木が使われています。こうすると後で湿気を含んでも、周囲の乾燥に合わせて調整含水率に戻る習性があると言われています。

結露への対応
湿気が多い日本では、結露によるカビや木の腐食が懸念されます。結露が発生するしくみは、水分を多く含んでいる暖かい空気が冷やされて水滴になるというものです。冬期に暖かい室内の窓ガラスに露がついて水滴がたれていることがありますが、これはガラス面が外の冷たい空気に接して表面温度が低くなり、露のつきやすい状態になっているからです。
結露には室内の壁の表面にできる表面結露と、外壁の内部に発生する内部結露があります。結露が壁の内部で起こると、断熱材の性能を低下させ、木の構造体ではカビが発生し、ひいては木を腐らせ、建物の寿命を縮めてしまうこともあります。
輸入住宅では、断熱化・気密化により、室内の壁の表面温度が外気温に影響されにくいため、表面結露は生じにくい構造になっています。また正しい断熱工事を行なうことにより、内部結露も防ぐことができます。

日本の気候に合わせた施工
1.内部結露を防ぐため、室内側の壁と外壁の間に通気層を設ける、壁の内部に防湿シートを施すなど、室内から湿度の低い外壁内へ湿気が入るのを防ぐ施工を行なう。
2.地面からの湿気対策として、床下に防湿フィルムを敷いたり防湿コンクリートを施工する。床下換気を行なう。
3.湿気や白蟻対策として、木材の防腐処理、防蟻処理を行なう。

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Q14.輸入住宅は性能がいいと言われていますが、他と比較する方法がわかりません。判断の目安はありますか。
A.「住宅の品質確保の促進等に関する法律」が制定され、住宅の性能表示方法に共通のルールが設定されます。
住宅品質確保促進法
国産、輸入を問わず、住宅の性能をアピールする業者が増えていますが、その表示方法は各社が様々な表現で行なっており、今まで消費者がそれを比較することは困難でした。そこで、1999年6月に公布された「住宅品質確保の促進等に関する法律」(2000年6月に施行)では、住宅の性能表示方法に共通のルールが設定されました。今後は住宅の性能が、消費者にとってより分かりやすい形で表示され、住まい選びの重要な目安として注目されていくことと思われます。
なお、この法律のポイントは、@住宅性能表示制度の創設、A住宅にかかわる紛争処理体制の整備、B新築住宅への10年間の瑕疵担保責任の義務づけ(参照Q39)です。

住宅性能表示制度
住宅品質確保促進法による性能表示は、任意の制度で、利用するかしないかは住宅供給者(業者)あるいは取得者(消費者)の選択によります(評価料金など一定の費用がかかります)。
この制度では、構造耐力、防・耐火性、遮音性、耐久性、省エネルギー性などの住宅の性能について、表示すべき事項と表示の方法についての基準が定められます。業者あるいは消費者などが住宅性能評価を申請すると、第三者機関である住宅性能評価機関が、定められた基準に従って性能を客観的に評価し、「住宅性能評価書」を交付します。契約の時に「住宅性能評価書」が交付された場合などは、表示された性能を持つ住宅の建設工事を行なうことを契約したこととみなされます。

紛争処理の体制
性能評価を受けた住宅でトラブルが発生した場合、裁判によらなくても、こうした紛争を簡易・迅速に処理できるように体制が整備されます。建設大臣が指定した「指定住宅紛争処理機関」(各都道府県の弁護士会など)が、紛争処理事案について斡旋、調停、仲裁を行ないます。

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Q15.輸入住宅の換気は、どのようにしたらいいですか。
A.輸入住宅は気密性が高いため、計画的に換気が必要となります。

換気の種類
換気には、自然換気(窓や壁、天井や床など、建物の隙間から自然に空気が入れ替わるもの)と機会換気(換気扇などの送。排風機を用いて強制的に換気を行なうもの)があります。気密性の高い住宅では、隙間からの自然換気が期待できません。計画的な機械換気を行なわないと、室内空気の汚染、湿気の排出が十分でないために起きるカビや結露の発生という問題が生じてしまいます。
換気では、屋外からの取り入れた新鮮な空気を屋内に循環させ、トイレや浴室などから排出するという、給気と排気のバランスを保つことが基本になります(図参照)。良い換気システムの条件は、どの部屋も偏りなく必要な量の換気ができることです。給気口の位置と排気口の位置に配慮し、あらかじめ換気の経路を設定しておくことが大切です。

換気方法の例
1.空気の取り入れ口に給気専用の換気扇を設ける方法
排気のための換気扇に加えて給気専用の換気扇を設置します。換気扇にはフィルターを付け、外の空気の汚れ、たとえば花粉、ほこり、排気ガスなどをきれいにしてから取り組みます。
2.熱交換型の換気ユニットを組み合わせる方法
せっかく暖まった(冷えた)室内に、外の冷たい(暖かい)空気を入れるのでは省エネになりません。そこで、あらかじめ住宅内にダクトを配管し、熱交換ユニットにより外の空気を室温に近づけてから取り入れると、もう一歩進んだ熱交換換気システムになります。
3.さらに冷暖房を組み合わせる方法
上記2などに冷暖房を組み合わせると、セントラル空調換気システムになります。

換気方法の採用
換気方法により設備費用も違ってきますが、後々のランニングコストなども含めて検討が必要です。住宅の気密性の程度と家族の住まい方や好みを考え、どのような換気方法が必要かを業者とよく相談しましょう。
入居後は、換気システムの使用方法をきちんと守ることも大切です。24時間作動させるべきものを途中でスイッチを切ってしまい、湿気がこもって部屋にカビや結露が発生してしまったという話も聞きます。また、フィルターの定期点検や設備の適切なメンテナンスも欠かせません。

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Q16.従来の日本の住宅と比べて、どんなところで使い勝手が違いますか。
A.雨戸などの付帯設備や、水廻り品のサイズなどで、使い勝手が違ってきます。

設備・つくりの違い
部分的には日本の生活様式に合わせてアレンジしてあるものの、輸入住宅は基本的に海外の生活に基づいて設計されていますから、思わぬところで使い勝手が違うことがあるようです。
日本の住宅では当たり前の雨戸や綱戸は、付けることはできますが標準仕様にはなく、オプションになることが多いようです。また、窓の庇が浅い、掃き出し窓が少ない、押入れもはじめから付いていない、というようなことがあります。

生活感覚の違い
設備のサイズの違いも使い勝手に影響します。
輸入部材を用いる場合は欧米人の体格を基準に作られていますので、キッチンの高さ・奥行き、上戸棚の高さ、洗面台の高さなどが、小柄な人には合わないことがあります。キッチンなどは、日本向けのやや低い高さの仕様もありますので商品を選ぶときに確認しましょう。

換気方法の採用
日本と海外の生活様式・生活感覚の違いから違和感を持つこともあるようです。例えば、木目の少々の不揃いや節穴は、木の本来の姿としてそのまま使用したり、キャビネット内部の棚などは手間を合理的に省いて十分にカンナをかけていなかったり、ということがあります。
無垢のフローリングが少々ささくれるようなことがあっても、靴で歩いて暮らすのであれば気にならないことですが、床に座ったり、素足で歩いたりする場合は気になってしまうようです。

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Q17.輸入住宅の住まい方で、気をつける点は何ですか。
A.換気や湿気に注意を払い、住まいの手入れを積極的に行ないましょう。

換気・湿気に注意
輸入住宅では、その特徴をよく理解して生活することが大切です。例えば、換気に注意し(参照Q15)、結露の原因となる湿気を余分に発生させないように気をつけましょう。空気を汚してしまう開放型のストーブの使用などは避けた方がよく、室内に洗濯物を干しっぱなしにしたり、浴室のドアを室内に向けて開けっ放しにすることも、余分な湿気を発生させるので好ましくありません。
また、設計上、輸入住宅は庇が短いことが多く、夏季は必要以上の日射しを取り入れてしまうこともあります。カーテンやブラインドなどによって日射しの調整を心がけましょう。

日常の手入れ
きちんとした手入れを行なえば、それに見合うだけの耐久性を備えているのが輸入住宅です。輸入部材はには、メンテナンスフリーといって特に手入れをしなくても長持ちするものもあります。ペンキの塗り替え、ワックスがけなどが必要な部材は、手間を惜しまないことが大切です。家の耐久性を落とさないよう、自ら住まいの質の維持を心がけていく姿勢が求められます。
窓ガラスが割れた場合などは、通常専門業者を呼ぶことになりますが、日常の手入れとしての掃除や簡単な調整については、わかりやすい解説書があれば自分でもできます。住宅の引き渡し時には、手入れ方法なども含めた住まいのメンテナンスに関する情報を、業者に確認しておきましょう。

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Q18.従来の日本の住宅とは一味違う、輸入住宅の良さが生かせる間取りとは、どのようなものですか。
A.間仕切りを少なくしたオープンプランニングが考えられます。どんな間取りであれ、自分のライフスタイルに合っているかを検討しましょう。

オープンプランニング
輸入住宅の特徴である〔1〕耐力壁で荷重を支える工法により広い空間をつくることができる、〔2〕高気密・高断熱な構造である、の2点を最大限に生かしたプランといえば、オープンプランニングが考えられます。これは、間仕切りを少なくした開放的な空間をつくることを意味します。玄関ホールからリビング、ダイニングといった共有空間を一体の空間としてつくったり、さらにその空間を吹き抜けとすることで開放感を演出したり、住まい手の希望に合わせた空間づくりが可能となります。
まだ日本では、部屋は部屋、廊下は廊下として区分し、壁や扉を多くつくる傾向があるようです。しかし仕切りすぎは、せっかくの輸入住宅のメリットをなくしてしまうという声も聞かれます。輸入住宅のオープンプランニングは、部屋を広く感じさせたり、家族の団らんを促したりするほかに、高気密・高断熱のために冷暖房の効率がよいという建物の性能を十分に生かすことができます。また、玄関を入るとすぐリビングで、階段も部屋の中に設けたプランなどにより、小さな家を広く使うことも可能となるでしょう。

ライフスタイルに合わせた間取り
間取りを考える時、それが自分のライフスタイルに合っているのか、受け入れることができるのかを十分に検討しましょう。オープンプランニングにしたのはいいが、広い空間が何となく落ち着かず、一角に置いたこたつに皆集まっているという家族の話も聞きます。欧米では一般的な暮らし方であっても、そのまま取り入れることが適当かどうかは、自分がどういう住まい方をしたいのかによります。家族のライフスタイルをきちんと捉えて、それに合った間取りづくりを基本とし、その中で輸入住宅の良さを実現していきましょう。

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Q19.和室など日本の生活様式に合わせた設計もできますか。
A.日本の生活様式に合わせて輸入住宅を設計することは可能です。畳の部屋という意味では、和室を設けることはできます。

和室の設置
輸入住宅でも和室を作ることができます。調査(注)では輸入住宅購入者の約65%が和室を設けたと回答しており、「輸入住宅でもやはり和室を」と希望する人は多いようです。
しかし、和室と言っても本格的な真壁づくりというわけにはいきません。和室は、軸組み工法(在来工法)の柱や梁などの構造材がそのまま意匠になっていますが、輸入住宅では、2×4工法などの壁式工法が主流で構造に柱を使いません。ですから、壁の上から付け柱を施して二重の壁とし、真壁風に見せるやり方になります。あるいは、真壁風ではなく柱を表面に出さない大壁で和室をつくって、内装の仕上げ方で和室のインテリアを演出する方法もあります。
いずれにしても、和室には1間(182cm)を基本とした伝統的な日本の家ならではの様式や造作があるので、畳や押入れのサイズ、窓の位置など本格的な和室に近づけようとすると、建築コストが割高になることがあります。特に企画型の輸入住宅で和室がない場合や、設計を海外の設計事務所が担当している住宅に設計変更を依頼して和室を組み込む場合は、コスト増を覚悟しなければならないでしょう。

日本の生活様式に合わせたプラン
欧米の生活様式と日本の生活様式の大きな違いが、家の中で靴を脱ぐという習慣です。輸入住宅でも日本の習慣に合わせて玄関にたたきをつくり、靴を脱ぐようになっているのが普通です。
また玄関ドアの開閉のしかたも、欧米では内開きが基本であるのに対し、輸入住宅は日本の習慣に合わせて外開きで対応しています。その他、浴室もほとんど日本仕様で設計されており、実際にホテルのような洗面・浴室もほとんど日本仕様で設計されており、実際にホテルのような洗面・浴室・トイレが1部屋のスタイルを希望する人は少ないようです。

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Q20.健康住宅に興味がありますが、輸入住宅でも健康住宅はできますか。
A.もちろんできます。むしろ健康住宅に向いているとも言えます。

体に優しい輸入住宅
健康住宅の定義は特にないようですが、体に優しい住宅という観点から、化学物質による室内空気の汚染が少ないこと、結露によるカビの発生が少ないことなどが、条件として考えられるでしょう。
室内の空気汚染の原因として、健康に有害であると言われている化学物質の1つが、ビニールクロスや床材、建具などの接着剤に含まれているホルムアルデヒドです。もともと輸入住宅では国産住宅より自然素材を用いることが多く、床材や建具には無垢材が使われるので、ホルムアルデヒドによる害は少ないと言われています。
また、気密性・断熱性がよいことから、カビの原因となる結露の発生も軽減できます(参照Q13)。室温が快適に保たれて、各部屋とトイレ、浴室などとの温度差が少ないため、高齢者の体によくないと言われるヒートショック(急激な温度差によるショック)起こしにくくなっています。

化学物質を避ける方法
高気密住宅では、いったん室内に出された物質はなかなか外に出にくくなります。輸入住宅でも、内装に使われる塗料や壁紙の接着剤、合板などの含まれる化学物質には注意が必要です。
化学物質を避ける方法としては、内装用にはノンホルマリン接着剤を使用したり、外壁・内装の塗料は自然素材を用いたものを使用することなどが考えられます。健康住宅を希望する際は、使用する材料について業者とよく相談しましょう。

健康住宅のガイドライン
健康住宅研究会(注)は、98年4月に「室内空気汚染の低減のための設計・施工ガイドライン」と「ユーザーズマニュアル」を発表していますので、健康住宅づくりの1つの目安となるでしょう。このガイドラインは、化学物質による室内空気汚染が原因となる居住者の継続的な健康への影響を低減する住宅づくりを目的とし、3物質3薬剤、〔1〕ホルムアルデヒド 〔2〕トルエン 〔3〕キシレン 〔4〕木材保存剤 〔5〕可塑剤 〔6〕防蟻剤を優先取組物質として、設計・施工時における基本的な考え方や手法をまとめています。

(注)(財)住宅・建築省エネルギー機構を事務局とし、96年7月に建設省、厚生省、通産省、林野庁、学識経験者、関連業界団体などにより組織されました。

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Q21.増改築やリフォームをするときに、輸入住宅だからできないということはありますか。
A.内装を替えたり外部を塗装し直したりするのは問題ありませんが、間取りを変更する場合には制約が出てきます。

耐力壁
輸入住宅の主流をしめる2×4工法、パネル工法は壁で建物を支える壁式工法です。壁の支える力を弱めるような場合には、その変更はできません。特に耐力壁に手を加えることは難しくなります。窓やドアを設けたりという開口部を広げる改築も、補強が必要になることがあります。在来工法は柱や梁を残せば基本的には自在に変更できるのに比べると、制約は多いと言えるでしょう。しかし、2×4工法は、基本的に箱を組み合わせたような構造をしているので、箱をもう1つつなげればよいような増築(平屋から2階建てにするようなこと)は、比較的簡単にできます。
将来のことを考えて、間取りの変更の自由度を高める1つの方法は、オープンな間取りでつくることです。室内の壁は後から足すことができるので、対応が容易になります。

増改築時の材料
もう1つ、考えればいけないのが増改築時の材料のことです。米国などではホームセンターが発達しており、家1軒分の建築材料を誰でも容易に手に入れることができるので、メンテナンスや増改築時には不自由しません。けれども、日本ではまだ、その流通体制が整っていないため材料が入手しにくく、場合によっては新たに輸入する必要も生じます。基本的な資材については在庫している業者もありますので、契約時に将来の増改築に関しても相談しておくとよいでしょう。

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Q22.高齢者向けのプランを希望しますが、輸入住宅では可能ですか。また二世帯住宅は建てられますか。
A.可能です。むしろ輸入住宅は高齢者にとって暮らしやすい住まいとも言えますし、二世帯住宅も建てられます。

高齢者への対応
「高齢者向け」の点から言えば、輸入住宅は基本的に国産の住宅より大きいモジュール(注)を使って建てられているので、廊下や階段幅が一回り大きくなっています。そのぶん、手すりを取り付ける余裕もあり、万一、車椅子で動くことになっても支障が少なくてすみます。2×4工法の場合は、構造的に間仕切り壁はある程度自由に動かせるので、ドアや開口部もゆったりすることが可能です。とにかく狭くなりがちな洗面所やトイレが大きく取れるのも魅力と言えます。
また、間仕切りのないオープンスペースができるので、敷居や段差につまずきやすい高齢者にも向いているでしょう。このようなバリアフリーの設計に関しては、輸入住宅だからできる、できないということではなく、業者や選んだ商品、建てる側の注文しだいとなります。
さらに、輸入住宅は気密性・断熱性が高いため、各部屋や廊下、浴室、トイレとの温度差がほとんどありません。外気温の影響も受けにくいので、一日の中でも室内温度の変化が少なく、高齢者の体に優しいと言われています。

(注)モジュール:設計の基本単位。家だけでなく、建具、設備、家具など全てのサイズに関係します。一般に北米系の輸入住宅では、4フィート×8フィート(122cm×244cm)の合板の規格サイズを基本にしています。このため、日本のモジュール(3尺×6尺=91cm×182cm)に比べ、廊下や階段、部屋の出入口の幅が広くなります。

二世帯住宅
二世帯住宅に関しては、輸入住宅でも問題なく設計できます。業者によっては、企画型でも二世帯向けプランを出しているようです。ただし、高齢者の中には長年の習慣からきちんとした和室がほしい、日本風の家で暮らしたいと思っている人も見受けられます。2つの世帯が共に輸入住宅の持つ設計思想を好きになれるのか、受け入れられるのか、ライフスタイルまでをよく相談して選ぶとよいでしょう。

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Presented by IHIO 輸入住宅産業協議会